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会話基礎知識

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概要

台湾の公用語は普通話です。南部福建方言は、閩南語、台湾語、福建語としても知られ、多くの地域で母語として話されています。客家も少なくなく、客家語を話します。

1895-1945年にかけて台湾が日本に支配されていたため、高齢者の中には、日本語を話せる人もいます。

多くの地域で、特に若年層と話したときに、英語で十分に意思疎通が図れることに驚かれるかもしれません。政府と市民は、台湾を「国際化」するために、英語学習に熱を入れています。大半は中学から英語の学習をはじめますが、小学生でも、多くの学校や「英語漬け」学童保育などで一定の量を学んでいます。ですから、英語で問いかけるに臆する必要はありません。もし英語をわかってもらえなくとも、土地の人は手助けをできるかぎりしてくれるでしょう。その独特な英語はChinglishと呼ばれ、ときに意思の疎通に支障を来すかもしれません。

中国語のローマ字表記

中国大陸とことなり、通りや場所の名前などに見られる、台湾の中国語のローマ字表記は不統一でわかりにくいように思われるかもしれません。同じ道に対して種々のローマ字での綴り方があり、到着したのに到着していないかのようにだまされてしまうこともおこりえます。

2002年、政府は台湾での中国語ローマ字表記の政治的妥協案として、パラドキシカルな方針を作り上げました。中華民国政府は通用拼音を公式に採用しましたが、地方自治体は地域にあった表記を選べるようになっていました。台北では漢語拼音が、それまでに標識などで使われていた、ウェード式郵政式拼音を駆逐しました。台湾第二の都市の高雄では、通用拼音を使用しています。その他の地域では、通用・漢語拼音に加えて、のうちひとつが多く使われています。台湾で一般的なローマ字表記の誤りは、中国語の発音の教授に、ローマ字よりも注音符号を使うことがおおいためで、また、一貫性ある実施には政治上の困難もあるのです。

英語版ウィキペディアの中国語のローマ字表記体系で、体系間の変換表を見ることができます。もしふたつの標識が非常に似通った綴り方であれば、同じところを指していると推定して問題はありません。しかし、結局は、漢字をメモしていちいち確かめるのが一番安全です。

ローマ字表記の体系があるにも拘わらず、英語の中で中国語をもちいるときに、完全に表音的な転写をするか、表音かつ語の意味を取った転写をするかということは合意がありません。陽明山 (Yangmingshan) 国家公園を例にしてみましょう。これは、「明るい山」という意味にとることができますが、「陽明」は実際には人の名前であるので、英語で書く際は、"Yangming Mountain" と書くべきなのです。「山」は多くの転写法で "shan" とされますから、"Yangmingshan" と転写することだってあります。住民は、おそらく、"Yangming Mountain" というよりも、"Yangminshan" といったほうがよく理解してくれるでしょう。

中国語の取得に強い関心がおありのかたのために、会話集があります。

所在地住所についてもご覧ください。

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